英検の長文トレーニング

英検の受験

英語の勉強でなかなかヤル気が起こらないのが「長文読解」ですよね。

みなさん、まずはご自分が、英文を[かたまりで読んでいるか]そして[文を左から右にむかって読んでいるか]を確認してみてください。

文をいくつかの単語のかたまりごとに区切りながら読んでいる方は多いと思います。でも二つ目の [文を左から右にむかって読んでいる] についてはどうですか? “え~、左から右に読むなんてあたりまえでしょ!” って思いますよね?でも、“長文が苦手”な人は実はコレができていないのが読めない大きな原因かもしれません。

どういうことかというと・・・例えばこんな文があったとします。

A graphic artist is an artist who uses imagination, math, and tools like rulers to produce pictures. (2022年度第3回 英検準2級問題 3⃣B より)

この文を読むとき、とりあえず一度 A graphic artist ・・・・pictures. と軽く読んだ後に、また文の最初に戻って

「グラフィックアーティストは、絵を制作するのに、想像力や数学や定規のような道具を使うアーティストです」

と日本語に合わせて、主語を読んだ後、いきなり文末に飛んで、そこから戻りながら英文を読み直していませんか?

これをしちゃダメなんです~(゜o゜)

そういう私も、ダメと気が付いたのはほんの数年前で、中学生の頃からず~~っと、「戻り読み」とか「返り読み」とか言われている、この読み方をやっていました・・・

A graphic artist is an artist who uses imagination, math, and tools like rulers to produce pictures.

この文を読むときには、

「グラフィックアーティストはアーティストです」「~を使う」「イマジネーション、マス、トウール、ルーラーみたいな」「ピクチャーをプロデュースするのに」

というふうに読みます。

前からかたまりごとに順番に読んでいくんです。英単語もなるべくそのままで、です。ひとつひとつ日本語の単語に訳すことはせずに読み進めます。で、一度このように読んだら、もう2度と同じ文は読まずに(日本語の語順に合わせて再度読み直さずに)、次の文にいきます。

最初は、めっちゃくちゃ気持ち悪いと思います。日本語に合わせた文で読み直しをしないので、文が中途半端に終わる感じがして、落ち着かないと思いますが、まずは頑張ってやってみてください。

この長文トレーニングをする際、大事なポイントが5つあります。

①自分のレベルに合った長文でトレーニングすること

②一度長文を読み始めたら、意味が分からない単語が出てきても止まらずに読み続けること

③読み終えた後に、解答の日本語訳をじっくり読んで自分の理解が正しかったかを確認すること

④その後、わからない単語やフレーズを調べる&文の構造が理解できてなければ文法復習をすること

⑤最後にもう一度、最初から最後まで通しで長文を読むこと(できれば音読しながら)

長文トレーニングは、英検の過去問を使ってもよいですし、市販のさまざまな長文読解問題集をやってもよいと思います。ただ、難しすぎる長文だとトレーニングになりません。一つの長文の中にわからない単語が5コも10コも出てくる文はレベルが合っていません。一つ下のレベルの級の長文に変えたほうが良いと思います。

長文を左から右に1回だけ読むトレーニング、最初は本当にツラく感じると思いますが、がんばってやっていると次第に慣れてきます。

トレーニングの最後にやる「通しで読む」ときに音読できれば最高です(^-^) 音読するのはかなりのエネルギーがいりますが、音読もいっしょにやっていくと、長文トレーニングの効果が得られるのが格段に速くなりますよ♪

まずは、ご自分のレベルに合ったテキストを見つけて、それからこのトレーニングを試してみてください~~٩( ‘ω’ )و

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